販促物で注目を集めるためにはどうすればいい?作成のポイントを解説!
販促物とは、商品やサービスの売上向上のために消費者へ認知や興味を促進するために用いられる補助ツールです。
販促物についての詳細はこちら↓
●「販促物の選び方に迷ったら?目的別に選ぶ販売促進のためのヒント」
https://uv-print.micg.co.jp/entry-223.html
この記事では、販促物を制作する際のポイントを制作の流れと合わせて紹介していきます。使われる素材や印刷方法、テクニックなどについて一歩踏み込んだ内容で、販促物の制作を検討中の方に役立つ内容になっています。
目次
・販促物を活用する目的
・販促物を制作する際の注意点
・さまざまな販促物の製造手法
・販促物の制作には目的と進め方の理解が重要
販促物を活用する目的
販促物は、自社の商品の知名度が低い、消費者の関心を取りこめていないなどといった悩みを解決するために使用されるものです。販促物は販売促進のためのアシスタント的アイテムともいえます。
特に、下記のような悩みを抱える企業が、販促物を使うことで自社の商品やサービスをうまくアピールし、消費者に訴えかけられるようにすることを狙いとしています。
認知度を上げたい
新しい商品やサービスを売り出す場合、それが良いものであっても、何もしなくても売れる、広く知れわたるということはなかなかありません。そのような場合はまずは知ってもらうことが重要になるのですが、なかなか認知度が上がらないという悩みがあります。
競合との差別化をアピールしたい
競争が激しいマーケットでは、たとえ画期的な商品を出してもすぐにライバルに真似されたり、競合の商品に埋もれたりしてしまうのが常です。そのようなケースをあらかじめ予測し、できるだけ早く認知度を上げ、マーケットシェアを上げておくことが利益に大きな差を生むと考えられます。そのために何をおいても早く知名度を上げたいが、なかなかうまくいかないということが多いものです。
消費者ニーズが知りたい
せっかく市場があるのに消費者からのニーズがうまく掘り起こせていないという状況も悩みのひとつとなります。例えば、他社の製品とうまく差別化ができていない、自社の製品の購入に対する動機付けができていないなどです。
このような悩みを解決するために、自社の独自の商品やサービスについて消費者にアピールし、関心を持ってもらいたいという願いに役立てることができるのが販促物になります。
販促物を制作する際の注意点
この項では、販促物を制作する際の注意点について解説していきます。
販促物の企画はどう立てる?
販促物の企画は、訴求したいターゲットを想定し、ターゲットの視点に置き替えて考えるようにすれば、どのような方向性で作成するのかを明確にしやすくなります。以下の3点に注意しましょう。
⮚ どんな形式にするか
パンフレット、チラシ、ポスターなど、どの形式が一番合うかについて考えます。ポスターなど街頭に掲示する場合は、立ち止まってゆっくりと見る人は少ないと考えられるため、歩きながら情報が判読できるシンプルかつインパクトのある訴求をするのが重要です。パンフレットやチラシなら、一人ひとり個別に見てもらうというシーンを想定し、手に取って時間をかけてゆっくり見られるため、より詳細な内容を掲載するとよいでしょう。媒体の性質の違いを加味して、販促物の形式を決定します。
⮚ デザインのコンセプトを決める
どのようなイメージで伝えるか、デザインのコンセプトを決めます。ポスターなら見せるデザイン、パンフレットなら商品やサービスの魅力、有益だと思えるイメージを伝えるデザインにするなどです。
⮚ どんなメッセージを伝えるか
お店のオープン日について、新しい商品について、キャンペーンの告知についてなど、伝えたいメッセージに目が行くようにデザインし、情報が多い場合は、整理し見やすくする工夫が必要になるでしょう。
販促物制作会社への手配
制作会社の実績、専門性、品質といった観点から、依頼する会社を検討していきます。重要なのは、企画から制作まで一貫してサポートしてもらえるかどうかです。それぞれの過程で別の会社に依頼をしなくてはいけない場合、そこでのコミュニケーションにかかる労力が増えます。コミュニケーションがうまくいかず、途中まで進めたものがやり直しとなると、その分時間も手間も多くかかってしまいます。そのような問題を回避するためにも、一貫したサポートが可能な会社に依頼するのがより良い選択になるといえます。
デザインの提案、サンプルの提供があるかどうかも大切な点です。サンプルやデザインの提案が豊富なら、実物を見てイメージを作れるため、想定イメージと完成イメージにずれが生じにくいというメリットもあります。
また、営業担当のレスポンスが良いことも、一緒に仕事をしていくうえで非常に大きな要素です。数日間音沙汰なしだったり、こちらから催促しなければ回答がないようだったりすると、進捗に滞りが出てくる可能性があります。
そして、プラスアルファとして他にはない魅力的なサービスがあるかどうかも、判断の基準になるでしょう。特殊サービスは、どの制作会社でもできるものではありません。その会社でしかできない技術を持ち、ノウハウがあるというのは、制作会社選びのポイントの1つです。
さまざまな販促物の製造手法
販促物を製造する手法にはどのようなものがあるかを解説します。
販促物に使われる素材選び
販促物の素材には紙以外に、ケースやクリアファイルなどにプラスチックが使われることも多いのですが、近年は環境問題が深刻化しているため、環境のことを考えた素材を使用するのが理想的です。
例えば、再生紙がそのひとつです。古紙パルプを配合して作られた再生紙を使用して作られた販促物に、再生紙マークのRをつけられます。その際は古紙パルプの配合率に注意が必要です。R50という記載は「古紙パルプを50%使用して作られた再生紙を使用している」という意味を持ちます。資源を大切にするためにも、こうしたリサイクル素材を使うことが将来的にもサービスの良いイメージになるでしょう。
パンフレットはプラスチックのカバー(OPP袋)に入っていることも多いのですが、マイクロプラスチックよる海の汚染が取り沙汰されるなか、より環境に優しい紙素材のファイルを選ぶことが、これ以上の汚染を食い止めるためにも必要だと言えます。環境に配慮した素材を使用することは、2015年に国連加盟の193カ国が合意したSDGs(2030年に向けた持続可能な開発目標)に貢献することにもなります。
自社における持続可能な開発目標を推進するためにも、リサイクル素材やリサイクルしやすい素材を使っている会社に注目していきたいですね。
●「【SDGs推進支援】PP製ではなく、紙で出来た環境に優しい「擬似エンボス紙ファイル」」https://uv-print.micg.co.jp/entry-74.html
販促物の印刷方法
一般的な印刷方法には、主に凹版(グラビア印刷)、凸版(活版印刷)、平版(オフセット印刷)、孔版印刷(スクリーン印刷)の4種類があります。
印刷する部分に溝を掘るのが凹版、印刷する部分を残して版画のように彫る凸版、平らな面にインクを載せて印刷する平版、紙の上に版を重ね版の裏側に塗ったインクをローラーなどで押し出して紙に写する孔版と、それぞれ違った方法が取られます。
このほか新しい印刷方法として、ベーシックな印刷技法を組み合わせた平版の特殊印刷である擬似エンボス印刷が登場してきています。擬似エンボス印刷は、デザインを施しながらひと味違った印刷物の制作が可能な特殊技術です。
擬似エンボスは、通常の印刷に使用されるCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクに、ハジキニスと光沢ニスを加えるという特殊な方法で行われています。まずハジキニスを部分的に印刷し、その上に光沢ニスを印刷すると、先に印刷したハジキニスと重なった部分だけがはじかれて水玉のようになります。そのあとUVライトを当てて硬化させることにより、ハジキニスを印刷した部分はざらざら、光沢ニスだけを印刷した部分はツヤツヤという2つの質感を生み出すのです。
この特別な質感は、専門技術を持った印刷会社でなければ出せない技になります。そのうえ、他の表面加工と比べ工程が少ないため、比較的コストが抑えられるという利点もあります。黒などの濃い背景色で特に映え、デザインの自由度が高いことも魅力です。
仕上がりが美しいため、高級品のパンフレットや長期間保存したい周年記念の販促物などにぴったりです。
擬似エンボスは、名刺、ポスターなど、さまざまな媒体への印刷が可能です。擬似エンボスについての詳しい情報は、下記のページをご覧ください。
●「擬似エンボス印刷とは!?」https://uv-print.micg.co.jp/entry-3.html
●「擬似エンボス印刷のしくみと特徴!」https://uv-print.micg.co.jp/entry-4.html
販促物の制作には目的と進め方の理解が重要
販促物の制作時に、素材や印刷方法まで考慮するケースは少ないかもしれません。ただ、そこまでこだわることで表現の幅が広がり、理想とする販促物のイメージにより近づけやすくなると言えます。まずは、なじみの制作会社・印刷会社に相談したり、気になるキーワードで検索したりして、サンプルの相談から始めてみてはいかがでしょうか。
エムアイシーグループをどうぞよろしくお願いします♪
擬似エンボス印刷、ニス印刷、UV印刷や、PP加工などの特殊印刷、特殊加工、表紙加工が得意な印刷・広告会社です。広告、印刷、パンフレット・クリアファイル制作などのご相談はエムアイシーグループまでお気軽にご連絡ください♪
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●販促物の選び方に迷ったら?目的別に選ぶ販売促進のためのヒント
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●販促物デザインで差別化を図る!販促物制作に必要なポイントとデザインの注意点を解説
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●【デザイナー向け】擬似エンボス印刷のデータの作り方が一発でわかる!動画付き制作データの作り方
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●擬似エンボス商品ラインナップ!!(2022年8月)
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●イラレがなくても大丈夫!PDF入稿でオリジナル「擬似エンボス印刷×クリア名刺」を作ろう
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