【オンデマンド考察】紙器について考えてみた

紙器 イメージ
お久しぶりです。エムアイシーグループの叶です。
本ブログにて僕がオンデマンド印刷に対して想うことをつらつら綴っていきます。
今回はその第4弾。オンデマンド印刷機での紙器印刷についてです。
オンデマンド印刷機で紙器を印刷することは可能なのか?
結論から言うとオンデマンド印刷機で紙器を印刷することは可能です。
はい。この一言で話が終わってしまいますが、まだまだ終わりません。
なぜ難しいと思ってしまうのか?
何の情報もなく、突然『叶さん。オンデマンドで紙器って刷れますか?』と言われたら
『えっ!!無理じゃない?』と思ってしまいます。
それは紙器というとどうしても厚紙のしっかりしたものを思い浮かべてしまうからです。当社オンデマンド印刷機では四六判なら301kgまで、g/㎡でいうと350g/㎡までのものがスペック内ではあります。ただし、段ボールやコートボール紙のような厚さのものは印刷することができなかったり、用紙が厚くなれば紙詰まりや定着性、それ以外にも精度や耐久性などの問題があります。そういった考えが頭を駆け巡り冒頭のように『無理じゃない?』となってしまうのです。
他社さんはどうなんだろうか?
試しに【紙器 オンデマンド印刷機】で検索すると・・・・・・・・出てくる出てくる。
例えば株式会社 北原紙器製作所様(本社:横浜 https://kitaharashiki.com/factories/)はダンボールに印刷することができたり、株式会社丸信様(本社:福岡 https://www.maru-sin.co.jp/)は化粧品パッケージやテスト販売向けパッケージなどを小ロット、短納期で請け負うなど様々な会社さんでオンデマンド印刷機でのパッケージの仕事を請け負っているようです。ただし、インクジェットプリンタやHP社のIndigoに代表されるようなインクジェット式デジタル印刷機を使用しているようです。インクジェット式デジタル印刷機は紙送り時に直進搬送が多くさらにノズルから液体インクを紙に直接噴射するというものに対してトナー式オンデマンド印刷機は曲線搬送されます。また、トナーを吹きつけ、熱と圧力で定着しているという機械の構造や特性の違いがあり当社のようなトナー式オンデマンド印刷機ではインクジェット式デジタル印刷機ほど厚紙に対応できないのが現状です。
未来のオンデマンド印刷機に想いを馳せてみる
紙器と一言で言ってもその種類は様々で、厚紙のものだけをいうのではないので物によっては当社のトナー式オンデマンド印刷機で印刷することはできます。ただし用紙の種類や厚みなど制約があるのも事実です。現状ではオフセットに回したり、外注先を探すなど対応はしてもらっていますが、オンデマンド機の進化は非常に目まぐるしく、数年後、数十年後にはトナー式オンデマンド印刷機でもダンボールのような厚紙が印刷できるようになるなど(もはやトナー式、インクジェット式というものでもないのかもしれませんが)今の僕では想像もできないような機械が出てきているのではないかと思います。そんな未来のオンデマンド印刷機に想いを馳せて今回は締めさせていただきます。
本ブログが何かのヒントになれば幸いです。
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