叶 校正について語る 〜目に見える間違い〜
校正現場 イメージ
お久しぶりです。エムアイシーグループの叶です。
今回は社内校正における目に見える間違いについて語りたいと思います。
目に見える間違いとは?
校正の最も基本的な作業は原稿と制作物を一字一句見比べて誤植や抜けなどをチェックしていくというものになります。しかしそんな単純な作業でもチェック漏れが発生してしまいます。原稿はきちんと記載されているのに見逃してしまうミスを『目に見える間違い』と定義させていただきます。そして『目に見える間違い』が生じる要因として【先入観】と【見落とし】と【脳のすばらしい機能】によるものが大きいと思います。少しクイズ要素を交えて説明していきます。
※以下『制作物』を『校正紙』と表現させていただきます。
先入観について
まずは以下の商品についてどこが違うか答えてみてください
パナナ (1房) 198円
キャベシ (1玉) 150円
大根 (1木) 100円
入参 (3本) 120円
玉ねざ (1袋) 200円
正解はバナナのバ→パ、キャベツのツ→シ、大根の本数の本→木、人参の人→入、玉ねぎのぎ→ざになってしまっています。どうでしょうか?わかりましたか?
例えば、「ハ」に何かそれらしいものがついていれば『バ』だろう。キャベ…ときたら『ツ』だろう。玉ね…ときたら『ぎ』だろう。また、『なんでここだけ【木】って入力するの?』『にんじんで変換したら【入】にはならんでしょ』などなど自分の感覚で【(普通は)〜だろう。〜しないだろう】と考えてしまいがちになります。しかし、仕事をしていると上記のようなことが頻繁にあるのです。そのために先入観を捨てて校正をする必要があるのです。恐るべし先入観。
見落としについて
見落としについてのミスとは例えば【株式会社エムアイシーグループ】という箇所を校正する場合、原稿で【株】を見て、校正紙の方で【株】を確認、原稿で【式】を見て、校正紙の方で【式】を確認、原稿で【エ】を見て、校正紙の方で【エ】を確認と見ていくのが大原則となりますが、原稿の方で【株】を見てしてしまうと校正紙の方で【株】の字をチェックした気になります。確かに目は原稿と校正紙を行き来してはいるのですが、原稿の方で文字を確認すると校正紙の方でなんとなくそれらしい単語などがあれば『合ってるな』と感じてしまいがちになります。特に最後の文字は今まで読んできた流れで目が滑ってしまい、見落としになるケースが多いように感じます。実際には【株式会社エムアイシーーグループ)と音引き(のばし棒)が余計にあったとしても、最後の】が)になっていたとしてもそのまま読んでしまいがちになるため、注意が必要となります。恐るべし見落とし。
脳のすばらしい機能について
まずは、この小説の一節を読んでみてください。人間の脳の良いところでもあり悪いところでもあるのですが、なんとなく読めてしまえませんか?これはタイポグリセミア(Typoglycemia)という現象なのですが、単語の最初と最後の文字さえ正しければ、間の文字が多少入れ替わっていても、脳が自動的に正しい文字を補って認識してくれるというものです。これが校正をする上で非常に厄介になるのです。今回は理解してもらえるよう大きく崩してみましたが、これが500字の中に1箇所だったら?1,000字の中に1箇所だったら?1万字の中に1箇所だったら?気づく自信はありますか?校正の際は、ついつい読み飛ばしてしまいそうになる気持ちをグッと抑えてチェックをしていかなければなりません。恐るべし脳のすばらしい機能。
余談ですが、この小説は敬愛する『星新一』大先生のテイストで僕が即興で考えた文章なので続きや結末はございません。悪しからず。
さいごに
いかがだったでしょうか?今回は目に見える間違いについていろいろ語らせていただきました。次回は目に見えない間違いについて語っていきたいと思いますので、お楽しみに。
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