叶 校正について語る 〜目に見えない間違い〜
校正現場 イメージ
お久しぶりです。エムアイシーグループの叶です。
前回は社内校正における目に見える間違いについて語らせていただきました。
今回はもう一つの目に見えない間違いについて語りたいと思います。
目に見えない間違いとは?
前回の原稿はきちんと記載されているのに見逃してしまうミスを『目に見える間違い』と定義させていただきました。それに対して、原稿通りではありますが、見落としてしまうとミスになってしまうものを『目に見えない間違い』と定義させていただきます。これには【最新の情報か】【整合性】【表記ゆれ】などがあります。
最新の情報かについて
例えば、当社の近くには某有名コーヒーチェーン店があります。しかし数年前までは100均のお店でした。近隣のお店の方から数年前のチラシをいただき、『この時のチラシのデザインが気に入ってるんだよね。内容も前と同じだからこれを原稿に作って』という依頼が来たとします。しかしそこに載っている地図が【100均】の店のままになっていたとしたら?すべての事実確認を行うことはありませんが、原稿が古そうであった、有名施設の閉店情報をどこかで知る機会があった、地図表記が昔のまま、などの違和感があればチェックする必要があります。
整合性について
上記はChatGPTに作っていただいた【人物紹介の年表】です。どこが違うかわかりますか?
間違い1:2003年の和暦(平成16年): 西暦2003年は、正しくは「平成15年」です。
間違い2:2003年の「大学卒業(22歳)」と全体の整合性: 1998年に18歳で大学に入学した場合、4年制大学をストレートで卒業すると2002年(22歳)になるはずです。しかし、年表では「2003年(22歳)」となっています。
間違い3:2010年の年齢(31歳): 1980年生まれの人が2010年(4月以降)に迎える年齢は、正しくは「30歳」です。
いかがですか?実際に業務を行っている中でも、西暦と和暦の相違は比較的発生しやすいミスの一つです。特に経歴や年表、卒業年度などは見落とされやすいため、常に疑いの目を持ちながら、前後の情報との整合性も含めて確認する必要があります。
表記ゆれについて
表記ゆれ
こちらもChatGPTに作っていただいた小説です。一見問題無いように思えますが、
・【下さい】と【ください】
・【居る】【いる】
・【事】と【こと】
が混在しています。表記ゆれは視認性の低下や認識の齟齬を生みます。またWEBサイト作成の仕事において表記ゆれがあると、SEO(検索順位)への影響なども出てしまいます。その結果、お客様からの信頼低下などにつながってしまいます。必ず直すべきものではありません(あえて表記ゆれさせる場合もある)が、指摘できる目を養う必要があります。
さいごに
いかがだったでしょうか?今回は目に見えない間違いについて語らせていただきました。これは広義の【校閲】にあたるものだと思います。前回お話させていただいたように社内校正の基本は文字の誤りを正していくことだと思いますが、それだけではなく文字を整えるということも校正に必要な能力なのだと思います。
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