【叶が語り尽くす】ナンバリングについて

ナンバリング イメージ
お久しぶりです。エムアイシーグループの叶です。
前回までは僕がオンデマンド印刷に対して想うことをつらつら綴っていましたが
今回より新章突入。可変印字について語り尽くします。
今回は第1章。ナンバリングについてです。
可変印字こそオンデマンド印刷の真骨頂
可変印字こそオンデマンド印刷の真骨頂です。もう一度言います。可変印字こそオンデマンド印刷の真骨頂です。オンデマンド印刷のメリットの一つに版(刷版)を必要としないというのがあります。これはデジタルデータを直接印刷することができるからであり、そのメリットこそがポイントなのです。
イメージしてください
ある程度の知識がある人には少々、退屈に感じる内容になりますがお付き合いください。刷版は1枚あたり数千円です。例えば1〜1,000番までのナンバリングを行う場合、(まずあり得ませんが)1面しかつかない場合、刷版が1,000枚必要となります。1,000枚×数千円。。。。。どれだけの金額がかかることか。。。絶望的です。対してオンデマンドの場合、カウンタ料金がかかります。が、数円程度です。故に1,000枚×数円。もちろん金額の問題だけではありません。オフセットの場合は1枚印刷しては版をつけかえて〜という工程も必要になります。オフセットでナンバリングを行うのは金額も効率も全てがデメリットとなってしまうのです。
ナンバリングの今と昔
僕が入社した頃に、当社では通称『フジ』と呼ばれる機械があり、その機械でナンバリングをしてもらっていました。その際に『フジ』を動かしている職人さんに、紙端から何ミリ、何ミリのところにどれだけのスペースを空ければいいのかを確認したものでした。しかし、現在では可変ソフトでナンバリングデータを作るためオンデマンドの印刷領域である紙端から5mm以上ということを考慮すれば、どこにどんなスペースでどんな級数(文字の大きさ)で入れないといけないといった制約はほぼなく、かなり融通が利くようになったなと思います。
さらなるメリット
デジタルデータを印刷するということで上記のように級数や位置などをあまり気にしなくて良いというメリットもありますが、さらにメリットだと感じることは
紙面とナンバーを一緒に印刷することができる。
というところです。当社では白トナーが無いため、印刷したものに対して白の文字を入れようとしても透過されてしまいます。しかし、【紙面と一緒に印刷することができる】=【紙の色をそのまま生かすことができる】となり(白の)抜き文字表現ができるということになります。それによりスミ文字だけでなく白文字などのデザインも行うことができ、より幅広いデザインが可能となるのです。
本ブログが何かのヒントになれば幸いです。
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