販促物の種類はこんなにある!販促物の活用事例を紹介
販促物とは、商品やサービスの売り上げ拡大に向けて行う販売促進活動を、サポートするためのアイテムやツールを指します。かつての街頭広告は紙のものがほとんどでしたが、現在はデジタルサイネージや動画までが含まれ、その種類は多岐にわたっています。ここでは販促戦略の効果的な実現に向けて、知っておきたい販促物の種類と活用方法について解説します。
販促物の詳細については、以下の記事でも解説しています。あわせてぜひご覧ください。
関連記事:「販促物の選び方に迷ったら?目的別に選ぶ販売促進のためのヒント」
目次
・販促物の目的と種類
・販促物の活用シーンと効果
・宣伝系販促物の種類、活用例
・配布系販促物の種類、活用例
・販促物の最適な活用で売り上げアップを目指そう
販促物の目的と種類
消費者が購買に至る検討の段階において、販促物は「認知」と「訴求」が目的とされています。
販促物の種類には街頭や店舗に提示する宣伝系販促物と、配布して消費者の手元に届ける配布系販促物の2つのタイプがあります。
広告による認知を目的とする場合は対象が不特定多数となるため、目立つこと、印象に残ることが重要です。
販促物によって、「○○はこのようなことをやっている」「××という商品(サービス)がある」という情報がぼんやりとでもインプットされる効果を狙います。認知が目的の販促物では、ブランドの世界観や企業イメージといった、抽象的な表現も効果的です。
配布するタイプは手元でしっかりと見てもらえるため、企業・ブランド・商品・サービス名のほか、特徴・効能・効果やアピールポイントを記載すればよりインパクトを狙えるでしょう。
掲示するタイプと比べて、より具体性を持たせられるという利点があります。
販促物の活用シーンと効果
販促物を活用する目的と種類を確認したあとは、活用シーン別に販促物に期待できる効果を確認していきましょう。
展示会場・イベント会場
不特定多数の人が集まる場所では、チラシ・フライヤーなどを使って自社ブースへの呼び込みを行うことがよくあります。これらに「〇時から実演」、「今なら無料で体験が可能」などと記載して配布することによって、商品やサービスの体験の機会につなげられます。展示会場の集客力を利用しつつ、来場者に対して自社への認知を広げる効果が期待できるのです。
関心を持ってくれた人に対しては、さらにパンフレット・リーフレット・フリーペーパーにより、興味から理解へとステップアップを促します。より詳細な情報を記載した販促物によって、商品・サービスを利用するメリットが分かるようになります。情報量が多く、おしゃれなブックレットなら、持ち帰って読まれる効果も期待でき、今後の選択肢としてピックアップされる可能性を高められるでしょう。
また、すでに知られている企業でも「この企業がこの分野の商品も扱っている!」といった、新たな気付きがもたらされる機会にもなります。
パンフレットについての詳しい解説は「【パンフレットの基礎知識】目的に合わせた形状で宣伝効果を高めよう」をご覧ください。
文房具・日用品などノベルティ配布は、来場したことに対するお得感、「来てよかった」という満足感につながります。配布した企業・ブランドへの好感度やイメージの向上に役立ち、潜在的にブランドが認識される効果をもたらします。
コロナ禍を経て、多くのイベントがオンラインに移行しました。販促物は、オンライン上のイベント、キャンペーン、ウェビナーなどの告知としても使えます。最近ではオンラインで完結し、郵送コストをかけずにプレゼントが可能となる、URLや二次元コードからのデジタルギフト(Amazonギフト券など)を販促物として活用するケースも増えてきています。利用場所が限定されるクオカードよりも、広く使うことの出来るアマゾンギフト券、nanacoギフト券、AppStoreギフト券などに変換できるイーギフト(e-GIFT)をオリジナルデザインで渡せるサービスも出てきています。
関連記事:「もらって嬉しい「e-GIFT(イーギフト)」を徹底解説!」
店舗
店舗での販促物の種類も多種多様です。
⮚ 商品陳列とPOP・ポスターなどの組み合わせにより企画物販を盛り上げる
薬や化粧品販売で店舗展開を行っている薬局で、特設の商品陳列とポップを組み合わせ、視覚的に印象付ける販促を実施して成功した事例があります。
この事例では、さらにオウンドメディア、WebサイトやSNS、チラシの情報と連動し、店内の陳列へアクセスしやすいように工夫しています。乾燥肌をぐんぐん潤す、というイメージを表すため、フルーツにシートマスクをかけた写真、キモかわいい新製品のマスコットキャラクターなど、ひと目見てインパクトの残るイメージを採用しています。
⮚ 利用金額に従い人気ノベルティをプレゼント
2020年、2021年のノベルティ・オブ・ザ・イヤーを獲得した製菓会社では、CM関連グッズをSNS登録者限定でプレゼントするというような、さまざまな販促戦略を展開しています。
ファミリー系の飲食店では、「お買い上げ・利用料金〇〇円以上でキャラクターのファイルを進呈」といったキャンペーンを行い、売り上げアップに貢献。どこでも手に入るわけではない希少アイテムが人気です。
販促物を活用したキャンペーンを定期的に実施することで、固定客増加につながる可能性を広げられます。
⮚ 店舗前でクーポン・ギフト券付きのチラシ・パンフレットを配布
クーポンやギフト券などが付いたチラシは購買に直結し、顧客単価を上げるのにも役立ちます。消費者にとっては、来店したことのない店を利用するきっかけとなり、お得感もあります。
美容院・整体など定期的に利用する業種では、顧客のリピート率アップが期待できます。ショールームでの試乗体験、家電の利用体験の提供は、成約につながる機会創出の手段となります。
⮚ 新商品の展開に合わせてPOPやポスターを効果的に活用
POPやポスターは定番の販促物ではありますが、一定の効果が期待できます。新商品の紹介には商品の特徴や中身にフォーカスした販促物の活用が欠かせません。季節感あふれる表現のポスターやPOPに誘われて、商品を求める消費者も少なくないでしょう。
系列の複数店舗で展開する場合には、客層に配慮した掲示が大切です。同じ商品を表現するときでも、例えば年齢層が高い場合にはよりヘルシーさを強調するといったように、より関心を引くための工夫をしていく必要があります。
⮚ デジタルサイネージで商品の活用方法を提案
冒頭にも書きましたが、最近人気が高い販促物にデジタルサイネージがあります。画像や動画などを用いるためイメージしやすく、短時間のうちに臨場感のある多くの情報が伝えられるので、アピール度を高められる手法です。また、情報更新がしやすく、リアルタイムに情報を伝えることができます。
宣伝系販促物の種類、活用例
宣伝系の販促物としては、のぼり旗、のれん、バナー、タペストリー、ポスター、パネル、横断幕・懸垂幕、POP、デコレーション、デジタルサイネージなどがあります。
宣伝系配布物の活用例
⮚ のぼり旗
目玉商品、新商品、キャンペーン開催などを告知し、店頭アピールで店内へと誘導する役割を果たします。現在開催中・開店中であることが遠くからでもひと目で分かるため、通行車両に対しても有効です。
⮚ タペストリー・ポスター・パネル
店内装飾、商品のイメージを伝えるほか、経路の誘導の役割も担います。キャンペーン内容の案内にも最適です。
⮚ 横断幕・懸垂幕
建物の外側に大きく掲示することで、遠くからも目を引く効果があります。新規オープン、周年記念セールなど、キャッチーなコメントで、興味を引くことができます。
⮚ POP・デコレーション
店内でおすすめ商品、目玉商品の案内をタイムリーに行えるアイテムです。お店からのメッセージ、人からのメッセージといった手作り感漂う温かさを演出できます。こまめに差し替えられるため、新鮮味・リアル感をもたらします。「〇〇でお困りの方へ」「××をお探しのあなたへ」といったメッセージは、来客した人にピンポイントでの訴求が可能です。
⮚ デジタルサイネージ
画像やイラスト、文字などからイメージを捉えられるため、注目されやすい、目で追ってもらえるというメリットがあります。設置する場所(駅通路や、駅近くの人通り・車通りの多い場所など)によっては、多くの人へのアピールが可能となります。シーズンイベントや期間限定キャンペーンなどを広く告知することができ、通りかかった人への興味を促し認知度を上げます。場所はもちろんですが、時間帯ごとにサイネージ前を通る人に合わせた広告を流すことでよりターゲットに即した販促効果が見込めます。
配布系販促物の種類、活用例
配布系の販促物の例としては、クリアファイル、うちわ、ポケットティッシュ、文房具(ボールペン・しおり・付箋・下敷きなど)、日用品(Tシャツ・キーストラップ・マグカップなど)、パンフレット・リーフレット、チラシ・フライヤーがあります。
<font size=1>※商業施設で配布による販促を行う場合には施設への許可申請、公共の場所で配布する場合には管轄の警察署への届け出が必要になることに注意が必要です。</font>
配布系販促物の活用例
⮚ クリアファイル
商品イメージを盛り込んだデザインやロゴ入りなど、オリジナルデザインで作成し、イベント会場でパンフレットやメッセージを封入することで認知促進につなげられます。
⮚ うちわ
実用性があり、記載する部分が多いため販促物の定番として広く用いられています。季節感のあるイラストや写真を入れると楽しいでしょう。
⮚ ポケットティッシュ
売り出し・新規オープン・イベントなどの告知用として幅広い用途があります。街頭での手渡しが主流です。
⮚ 文房具
普段使いできて消費者の役に立ち、使うたびに企業名を目にしやすいというメリットがあります。例えば、ボールペンは文房具の中でも特に重宝されるアイテム。セミナー参加、イベント参加の粗品として、すぐに役立ちます。また、付箋表紙部分に商品・サービス名を印刷。メモ書きができるのでこちらも、セミナーや展示会場などですぐに使ってもらえます。
⮚ 日用品
普段使いできて役に立つため、受け取る側にはお得感があります。企業名を目にしやすく、イメージ向上に有効です。
⮚ パンフレット・リーフレット・カタログ
店舗、イベント会場への来場者に対して、さらに自社の商品やサービスへの理解を深めてもらうために配布します。クーポン付き、無料相談券などを添付すると次のアクションにつながりやすくなります。
●パンフレットのデザインアイデアについては以下の記事を参照ください。
「【伝わるパンフレットを作る】目的別のデザインのポイントを解説!」
https://uv-print.micg.co.jp/entry-217.html
⮚ チラシ・フライヤー
通行人や駅を利用する人など、不特定多数にも適用可能です。特売やセール情報のお知らせ、イベント告知、各種キャンペーンなど、多様な用途があります。
上記のような販促物は、イベント会場来場者への特典、既存顧客に対するDMにプラスして提供することで、顧客との関係強化に働き、リピート化・優良顧客化につなげることを期待できます。
販促物の最適な活用で売り上げアップを目指そう
販促物には多種多様な種類があり、選び方によって売り上げが左右される可能性があります。実際に、定番のPOPの位置づけを見直し、ほかの販促物との組み合わせや見せ方の工夫によって、大きな成果を上げた例も見られます。販促物について理解を深めることで、これまで以上の販促効果が期待できるでしょう。販促物を知ることが、自社の販売促進活動の転機となるかもしれません。
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↓↓ こちらの記事もご覧ください ↓↓
●販促物の選び方に迷ったら?目的別に選ぶ販売促進のためのヒント
https://uv-print.micg.co.jp/entry-223.html
●販促物で注目を集めるためにはどうすればいい?作成のポイントを解説!
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●販促物デザインで差別化を図る!販促物制作に必要なポイントとデザインの注意点を解説
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