環境に優しいだけではない!?紙製パッケージ「紙器」の魅力をお伝えします!
こんにちは。
食べ終わった後の食器を間違えて洗面所に持っていきがちな松井です。
突然ですが問題です。
Q.無性にチョコレートが食べたくなったあなたはチョコレート売り場に向かいました。何十種類ものチョコレートが並んでいる中で、あなたが手に取ったのはどんなチョコレートでしょうか。
1. 低価格で大容量の業務用チョコレート
2. 有名パティシエが作った高価なチョコレート
3. SNSで写真映えすると話題のチョコレート
4. 社会や環境、人に配慮して作られたエシカルチョコレート

この質問は、「商品を選ぶときの決め手」を問うものでしたがいかがでしたでしょうか?
価格・品質・口コミ・ブランド・サステナビリテなど、商品を選ぶ時の決め手は様々だと思います。
実はこうした「選ばれる理由」は、商品のパッケージにも表れています!
例えば、有名パティシエが手がけた高級チョコレートでも、パッケージがあまりにシンプルすぎると、「特別感がない」と感じられてしまうかもしれません。高価格帯の商品では、パッケージの素材や質感、開封の瞬間までもが、「特別な体験」につながります。美しく洗練された箱に入っていることで、商品の価値がより一層引き立ち、「これにしてよかった!」と購入者に感じさせることが出来るのです!
また、社会や環境に配慮したエシカルなチョコレートでも、環境負荷の高いプラスチック容器に入っていれば、コンセプトとの矛盾を感じる人もいるでしょう。サステナビリティを意識する消費者は、中身だけでなくパッケージにも一貫性を求める傾向があります。
つまり、パッケージは見た目だけでなく、「この商品は何を大切にしているか」「どんな人に届けたいか」を伝える重要な役割を担っていると言えます!
最近では、環境意識の高まりやブランドのこだわりから、紙製パッケージ「紙器」への注目も高まっています。そこで今回は、そんな「紙器」に焦点を当ててお話していきます!
目次
1. 紙製パッケージの「紙器」の魅力
2. 紙器とプラスチックの使い分けガイド
紙製パッケージ「紙器」の魅力

プラスチック容器を紙器にするメリットとして一番に思いつくのは「環境に優しい」ことではないでしょうか?脱プラスチックの流れが加速する中、多くの企業が商品パッケージを紙に切り替えています。紙器を使うことで「環境に配慮している」というイメージをアピールできるのは、大きなメリットのひとつです。しかし、紙器の魅力はそれだけではありません!
実は、紙器にはデザイン性・使いやすさ・ブランド価値など、プラスチックにはない魅力がたくさんあります。そんな紙器の魅力を4点紹介します!
1.高級感・温かみが出る

紙器は「ナチュラルで温かみのある質感」が特徴で、高級感を演出するのに最適な素材です。紙器が持つ「やわらかく上品な印象」や「クラフト感」が、特別な贈り物にぴったりなため、和菓子屋さんやバレンタインのチョコレート売り場のギフトボックスなどには「紙器」が多く採用されています。
2.デザインの自由度が高い
紙は印刷がしやすいため、カラフルなデザインや細かい模様なども綺麗に表現することが出来ます。
また、紙素材のため様々な加工が可能です!
・エンボス加工(凹凸のある模様)→触感にこだわった特別感のあるデザインに
・箔押し加工(ゴールド・シルバーの光沢)→高級感を演出することが出来る
・マット仕上げ→落ち着いた雰囲気に
こうした加工を施すことで、プラスチックでは出せない、独自の高級感を持つパッケージを作ることが出来ます!その他にも光沢のあるコーティングを施せばモダンな印象になりますし、クラフト紙の質感を活かせばナチュラルなイメージも作ることが出来ます。そのため紙器は、オリジナリティを出したい、他社と差別化したいときにうってつけです!
3.「開けやすさ」「使いやすさ」にこだわることが出来る

紙は折る・抜く・ミシン目を入れるなど加工の自由度が高いため、開封のしやすさや持ち運びの便利さを考えたデザイン設計がしやすいというメリットがあります。お菓子の箱などのようにミシン目で簡単に開けられる加工や、取っ手をつけて持ち運びしやすいデザインにするなど、さまざまな形状や機能を持たせて使いやすさを向上させることが出来ます。
4.ブランド・企業イメージの向上

紙器を採用することで、ブランドイメージや企業の環境意識をアピールすることが可能です!紙器はナチュラル・オーガニック系の商品と相性が良いです。例えばコーヒーショップが紙のカップを使うと「クラフト感」や「エコ意識」が伝わりやすく、オーガニックコスメのパッケージを再生紙を使用した紙器にすることで、よりオーガニック感を引き出すことが出来ます。
近年、SDGsや環境配慮が重視されるなか、「プラスチックから紙へ」という流れは、企業のブランディング向上にも貢献します。つまり紙器は単なるパッケージではなく、「ブランドの価値や企業イメージを高めるツール」として活用することも出来ます!
紙器とプラスチック容器の使い分けガイド
ここまで、紙器のメリットをお話してきましたが、環境に良い、高級感が出るからといってすべての用途に紙器が最適とは限りません。パッケージを選ぶ時はターゲット・内含物との相性・コストなどを加味する必要があります。紙だけに。
そこで紙器とプラスチックパッケージを選ぶ基準を簡単にまとめましたのでご覧ください。
紙器 | プラスチック容器 | |
環境への配慮 | ◎ リサイクルしやすい | ✕ 環境への負荷が高い |
高級感 | ◎ 出しやすい | △ 限定的 |
耐久性 | ✕ 耐水性や耐油性が低い | ◎ 耐久性が高く、 湿気や油に強い |
コスト | △ 加工次第で高くなる場合がある | ◎ 生産コストが安定しており、 大量生産に向いている |
デザインの自由度 | ◎ 加工・印刷の自由度が高い | △ 制限あり |
保存性 | ✕ 長期保存には不向き | ◎ 保存性が高い |
まとめ
• 紙器はエコ・デザイン性重視する場合に最適!
• プラスチックは耐水性・保存性・耐久性が必要な場合に最適!
最後に
ここまで紙器の魅力と、紙器とプラスチックパッケージの使い分けについて簡単にお話しました。
パッケージは単なる入れ物ではなく、商品の魅力を伝える大切な「顔」です。どれだけ中身が素晴らしくても、パッケージの印象ひとつで「手に取ってもらえるか」「選ばれるか」が大きく変わります。
そんな手に取ってもらえる紙器・パッケージ作成には、印刷の表面の光沢と質感によって高級感を出すことが出来る「擬似エンボス印刷」がオススメです!
擬似エンボス印刷はエンボス加工に比べ、短納期・低コストで高品質な仕上がりが可能です。
擬似エンボス印刷について詳しくはこちらから↓
●「擬似エンボス印刷」とは?
https://uv-print.micg.co.jp/entry-3.html
●「擬似エンボス印刷」のしくみと特徴
https://uv-print.micg.co.jp/entry-4.html
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●パッケージ印刷初心者必見!商品を引き立てる紙器の種類と活用法
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●紙器・紙パッケージのヒミツ〜込められた想いと役割を徹底解説〜
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