企業のオリジナルクリアファイル制作に役立つ情報を解説
デスク周りの書類管理、顧客へ提供する資料、各種書類の受け渡し、 販促品といった用途で、クリアファイルはビジネス上欠かすことができないアイテムのひとつです。自社オリジナルデザインのクリアファイル制作を検討することもあるのではないでしょうか。今回はクリアファイルの基本的な知識、デザインのポイントや制作プロセスなど、オリジナルのクリアファイル制作に関する包括的な情報をお届けします。
目次
・クリアファイルの制作目的、用途について
・クリアファイルの種類
・クリアファイルのデザインのポイント
・クリアファイル制作のプロセス
・オリジナルのクリアファイルは企業の広報に役立つ
クリアファイルの制作目的、用途について
オリジナルのクリアファイルがどのような目的や用途で制作されるのかを確認しましょう。
企業がクリアファイルを制作する理由
企業がクリアファイルを活用するシーンは、ビジネス上の書類の受け渡しのほか、販促やプロモーションで配布するグッズ、従業員に配布する記念品としてなど多岐にわたります。
企業がオリジナルのクリアファイルを制作する理由として挙げられるのが、さまざまなシーンで自社の独自性を出せるという点です。例えば、書類の受け渡しをする場合でも、企業名や企業ロゴを入れたクリアファイルに入れて渡せば相手に印象づけられます。
販促品として制作する場合は、OPP袋に印刷物を入れて渡すよりも印刷物に特別感がうまれ、印刷物への関心を高めて目を通してもらいやすくなることも考えられます。また、クリアファイルの表面に社名やブランド名が印刷されていると配布元がわかりやすく、他社と混同されることを回避できます。
プロモーション資料の配布用として制作する場合は、イベントごとにデザインを変えて制作すれば、クリアファイルごとに企画内容を伝えられ、配布時に相手の興味をひくことができます。記念品として制作する場合も同様に、記念行事に合わせたデザインや日時を入れると、ひと目でなんの行事かがわかります。
オリジナルクリアファイルの制作メリット
オリジナルクリアファイル制作には以下のようなメリットがあります。
⮚ オリジナリティ(ブランド・企業姿勢)を示せる
コーポレートカラーやキャッチコピーなどを入れて、渡す相手に対して「自社らしさ」を伝えることができます。
⮚ 耐久性がある
ビニール袋に封入するのとは違い、クリアファイルは耐久性のある厚手素材でできているため、手元に長く残ります。使うたびにオリジナルデザインが目に入るため、企業やブランド・商品名についての印象を残せます。
⮚ コストパフォーマンスに優れる
クリアファイルは比較的安価で多種類作成できるため、告知・販促など幅広い用途での使用ができます。
⮚ 多くの人に重宝される
クリアファイルは実用的で使いみちが多く、渡す人を選びません。ビジネスだけではなく、家庭生活のなかでもあると便利なので誰からも重宝されます。
⮚ 薄くて軽量、荷物にならない
販促品や配布物でも重量感があるものは敬遠されがちです。クリアファイルは準備する側にとっても、配布される側にとっても扱いやすく便利です。
⮚ 広告を載せる面積が広い
クリアファイルは表裏両面が利用できるため、かなりの情報量を載せられます。広告としてもデザインの自由度が高いのも魅力です。ただし、手元に長く残る可能性を考慮して、具体的な価格のような時間の経過によって変わりうる情報を載せるのは控えたほうが良いでしょう。
このように、オリジナルのクリアファイルには制作するメリットが数多くあるため、販促品として選ばれやすいことに十分納得できるでしょう。
クリアファイルの種類
クリアファイルの主な種類を形状、素材、サイズ別に紹介します。
形状
一般的なファイルには主に、クリアホルダー式、レール式、封筒式の3つがあります。
このなかでも販促品として選ばれやすいのは、価格面からホルダー式、利便性からは封筒式のふたつです。
素材
主な素材は以下が挙げられます。
1.PP(ポリプロピレン)
透明感・つやが持ち味の素材で、クリアファイル以外にもさまざまな用途に使われています。熱に強いという特性もあります。
2.紙ファイル
紙ファイルでは、竹を原料とするものが一般的によく見られます。PPのような透明性はありませんが、トレーシングペーパーを用いることで透け感も表現できます。レーザープリンターによる印刷や手書きなどにも対応できたり、不要になった場合にはシュレッダーで処理することができたりするのも利点です。
3.再生プラスチック
再生プラスチックは、PPやLLDPE、HDPE (高密度ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)など世の中に出回っているさまざまなプラスチック製品を材料とし、資源の循環活用をしたものです。再生とはいっても、高透明の製品も多く、普通のクリアファイルと遜色はありません。
4.再生PET
再生プラスチック同様、PET素材の商品をリサイクルして製造されます。再生PPと同じ程度の透明度です。PPよりもコシが強く、やや硬めで重量感があります。
5.ストーンペーパー
炭酸カルシウムなどの無機物を原料とする日本生まれの新素材です。石灰石を主原料としているため、地球環境に優しく、紙の代替品として注目されています。
さらに、新しい素材としてLIMEXも注目されています。クリアファイルの素材については、以下の記事でくわしく解説しています。
「【徹底比較】クリアファイルの素材を徹底比較!紙製やPP製などおすすめ4点」
サイズ
クリアファイルの標準的なサイズは「A4」「A5」「B5」の3つです。さらにコンパクトな「A6」は、チケットサイズとして小さな配布物をまとめるのに便利です。
さらに、PPであれば企業の必要性に応じていろいろなサイズへの対応が可能なので、印刷物に最適なサイズを検討しましょう。
クリアファイルのデザインのポイント
クリアファイルのオリジナルデザインを考える際に、留意したいポイントについて解説します。
⮚ 内容物の見せ方を考える
クリアファイルを配布用として制作する場合、内容物をどのように見せるのかによってデザインを変える必要があります。配布物によっては、あえて中身が見えないように表裏両面にデザインを施す、片面を空けて中身が見えるようにするなど、効果的な見せ方を考えるとよいでしょう。
⮚ オリジナルの工夫を加える
書類の抜き差しによってクリアファイルのデザインや見え方が変わるなど、新鮮さや遊び心を加えることによって印象づける方法もあります。展示会場やセミナー会場で資料を配布する際には、メモの書き込みが可能なファイルであれば気の利いた企業のイメージを演出できます。ちょっとした工夫を加えて、オリジナリティを表現しましょう。
⮚ デザイン・素材・加工で差別化を図る
画像を全面に出した大胆なデザインでインパクトを与える、珍しい素材や加工でクリアファイルに対する印象を変えるなども、他社との差別化を図るために有効な方法です。
特に、プラチナ蒸着やホログラム、擬似エンボス・ニス印刷といった加工・特殊印刷を施すことで、高級感・個性を出す、手触りに変化を与える、耐久性を強化するなどの効果を上げられます。クリアファイルのイメージを一新できるでしょう。
オリジナリティを強調できる加工については、以下の記事で詳しく解説しています。
「高級感のある印刷・高級感のある加工おすすめ6選のメリットとデメリットを紹介します!」
⮚ 用途・配布する層を意識する
配布するターゲットに合わせたデザインを施します。例えば、配布するターゲットが若い層の場合は、キャラクターや斬新なデザインを一面に印刷する、年齢層が高い場合には渋めの落ち着いたイメージを与えるデザインにする、といった具合です。抵抗なく手にしてもらえるデザインの範囲を決めたうえで、さらに自社らしさを考えます。
⮚ 実用性を考慮
先述のとおり、筆記できるタイプのクリアファイルはメモ書きが必要なシーンで重宝されます。ほかにも、半券チケットが入るミニポケットを付けるなど、実用性を兼ね備えたデザインにオリジナリティを加える方向性もあります。
⮚ 社会トレンドを意識する
昨今では、SDGsを意識して、PP製ではなく紙製を選ぶ企業、団体、学校が増えています。紙のファイルは「クリア」ではありませんが、現在の環境保護に力を入れる社会トレンドとマッチしています。また、処理の容易さなどからも、素材候補としての価値は高いでしょう。
エコやSDGsとクリアファイルの関係については、以下の記事でくわしく解説しています。
「エコ!お客様のSDGs推進を支援する紙で出来たクリアファイル「擬似エンボス紙ファイル」」
「【SDGs推進】紙製なのに中の書類がバッチリ見える!「擬似エンボス紙ファイル【クリア】」!!」
クリアファイル制作のプロセス
オリジナルクリアファイルの制作から完成までの流れを解説します。
1.企画
制作目的・用途・配布対象を確認し、採用する素材やデザインの方向性を検討します。
2.予算との調整
予算を念頭にデザインを内製で行うか、外注にするかを判断します。あわせて特殊印刷や加工の有無を決定します。
3.デザイン作成
制作に必要なロゴ・画像のデザインを作成します。内製の場合は担当部署に、外注する場合は外部のデザイン業者に依頼します。
4.発注
印刷業者にデータ入稿し、発注します。
5.印刷
デザインに問題がなければ必要枚数を印刷します。
オリジナルのクリアファイルは企業の広報に役立つ
クリアファイルは用途が豊富で、相手に重宝されやすいアイテムです。キャンペーンの販促品として配布した場合は、チラシとは異なり、長く手元に置かれるはずです。比較的低コストでさまざまなデザインを幅広く作成できるため、費用対効果の面から見ても優秀なアイテムといえるでしょう。そのため今では多くの企業で、オリジナルクリアファイルを作成するようになってきています。クリアファイルひとつでも他社と差別化して、印象に残るものを制作すると、結果として販促品としてのコストパフォーマンスを高められるといえます。
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