魅力的なカタログはデザインが違う!思わず開きたくなるカタログ・表紙について解説
カタログとは主に、商品やサービスを紹介する小冊子を指します。商品を一覧表示するだけではなく、仕様や取り扱いについての記載も含まれるためボリュームがあります。今は企業の製品カタログや通販の商品カタログなど、さまざまなカタログが存在しますが、カタログ制作でまず重要となるのが表紙デザインです。カタログの中身について大枠のイメージを伝えつつ、思わず内容を確認したくなるような表紙が求められます。今回は、カタログの表紙を魅力的なデザインにするためのポイントを解説します。
目次
・カタログ制作の目的
・カタログのデザインに求められる条件
・カタログの表紙デザインのポイント
・優れたカタログの表紙デザインで、見込み客の興味を誘う
カタログ制作の目的
カタログはあらゆる業界・分野で制作されており、その目的もさまざまです。
カタログの主な種類としては、商品・サービスカタログ、事業内容(営業案内)カタログ、カタログギフト、通販カタログ、展示会・見本市用カタログなどがあります。
カタログは、目的に合わせて取り扱う事業を凝縮し、対象者となる顧客や取引先、一般消費者に提示するために制作されます。
一般的には、成約や購入といった最終的な成果につなげるための補助ツールであると言えるでしょう。
最近では冊子タイプのカタログに代わり、電子カタログも増えています。しかし冊子タイプのカタログには、オンライン上では得られにくい網羅性や一覧性があります。ページをめくっての比較が簡単にできる、パラパラと開いて一度にたくさんの商品を見ることができるといった持ち味があるのです。
エムアイシーグループではデジタルブックも提供しておりますので、詳しくは以下のリンクをご参照ください。
https://www.micg.co.jp/product/digitalcontents/digitalbook.html
カタログのデザインに求められる条件
カタログのデザインでは、表紙に加え、ページやレイアウトの組み方、商品の並べ方や順番、価格や仕様表示の統一、など内部のデザインも重要です。
カタログのデザインに求められる条件としては、以下が挙げられます。
対象者の目を引く分かりやすくきれいな写真
一般的なカタログは、厚みのある冊子となっていることが多いです。分厚いというだけで見る側の気が引けてしまい、敬遠されることがあります。
このような最初のハードルを超えるためには、表紙の見た目の印象で消費者の興味を引くことが重要になります。カタログの顔となる表紙は、第一印象で難解なイメージを与えないことが大切です。
表紙、内部のページともにイラストや写真を多めに、文字を少なめにすることに留意します。漢字の多い文章を詰め込むのではなく、「開いた」表現を使い、親しみやすいカタログづくりを意識します。
レイアウトが乱雑だと直感的に「見づらい」と感じられる可能性があります。簡潔さを基本とした紙面づくりを目指すとよいでしょう。
磨き上げられたキャッチコピー
キャッチコピーには、カタログ全体のイメージをより強くする働きがあります。キャッチコピーによって悩みや課題解決の提示がされていれば、どのような情報が得られるカタログなのかをイメージさせることができます。
キャッチコピーは、「自分のことかも」と思わせるような呼びかけが効果的です。加えて、既知の情報ではなく、新しいとっておきの情報があるという期待感を与えられる文面が理想的です。
ターゲットに刺さるデザイン
カタログのデザインに対する共感や好感度は、見る人の層によっても変わります。カタログを見るターゲット層の好みやトレンドを掴んだ上で、デザインを決めるのがおすすめです。
例えば、住宅販売用のカタログで40代ファミリー層を対象とするのであれば、子どもが楽しそうに遊んでいる様子や、リビングでくつろぐファミリーをイメージに使いながら、それが実現する住宅であることを伝えます。
若い年代層がターゲットの商品の場合には、トレンドの移り変わりが早いことを考慮するのも重要です。最新のトレンドを取り入れ、カタログを開き、読み進めてもらえるよう促します。
カタログの表紙デザインのポイント
カタログの表紙デザイン制作の際に注意するとよい点を以下に紹介します。
カタログの目的が伝わるデザイン
表紙はどのような事業内容で、何が提供されているどのようのかをひと目で分かりやすくするのが重要です。カタログを制作する最終的な目的を念頭におき、デザインの方向性を考えます。
例えば、メリットを課題と解決する流れを連想させるような関連性の高いイラストを用いた表現も有効です。メリットがひと目で伝わり、どのような解決策があるのかページをめくって知りたくなります。
必要要素を選定し、レイアウトを整理する
カタログは情報量が多いため、表紙に盛り込む具体的な情報を、紙面とのバランスを考慮して考える必要があります。また、カタログのサイズによっては、同じデザインでも印象が大きく異なるため、サイズ感に合わせた表紙デザインであることも大切です。
表紙に掲載する要素の考え方として、内容を網羅する方法もありますが、あえて情報量を抑えてイメージで引きつけるのも効果的な手法です。例えば商品カタログの場合、「ひとり暮らしの必須アイテムを生活シーン別にご紹介!」というキャッチコピーを置き、イメージをかき立てるイラストや画像を活用して興味を喚起します。カタログを見た人が、実際に使う場面を思い浮かべることができるでしょう。
魅力的なオリジナル画像
どこかで見たような画像や、他社のカタログと混同されるような画像は避けたいものです。
競合他社と同系の商品画像を掲載しても、商品の印象を残すことはできません。自社らしさをアピールできるイラストや写真を使うことが大切です。他社のカタログを参考にしながらも、差別化を図るために視点を変えて工夫をする必要があります。
画像を最大限に活用し、誘因力の高い「イチオシ」を掲載しながら「見たい」気持ちを刺激していきます。
引き算を意識する
カタログは掲載要素が多いため、表紙にあれもこれもと盛り込みたくなりますが、カタログを見る人にとっては魅力的に映らない可能性が高いです。表紙デザイン作成時は、提供側ではなく、見る側の視点に立つことを忘れないようにします。
最も伝えたい軸がアピールできている表紙であるかを、あらためて考えてみましょう。優先順位の低い要素を排除しながら、洗練されたデザインへと格上げしていく姿勢が求められます。
印刷手法・加工技術を選定する
用紙の質(マット紙、コート紙)や厚みに合わせ、加工の追加も検討すれば、個性的なデザインが生まれます。
印刷手法・加工技術には主に以下の方法が挙げられます。
⮚ ホログラム加工
⮚ 箔(はく)押し加工
⮚ 浮き出し(エンボス)加工
⮚ 擬似エンボス印刷
素材や色に加え、特殊印刷手法・加工と組み合わせることで、想像以上の効果を得られる可能性があります。特殊な擬似エンボス印刷では、加工せずに写真(製品画像)をより際立たせて表現することも可能です。予算の範囲内で効果的な加工方法を選択しましょう。
特殊印刷・加工については以下の記事も併せてご参照ください。
関連ブログ:「見た目で楽しめる_特殊印刷_加工で仕上げる個性的な印刷物」
また、加工技術については以下の記事も記事も併せてご参照ください。
関連ブログ:「高級感のある印刷・高級感のある加工おすすめ6選のメリットとデメリットを紹介します!」
優れたカタログの表紙デザインで、見込み客の興味を誘う
自慢の商品やサービスが詰め込まれているカタログ。しかし、相手に関心を持って表紙をめくってもらわなければ、その良さは伝わりません。カタログの表紙デザインは、営業活動をサポートする役割を果たします。手を伸ばしてページを開いてもらうためには、商品やサービスの世界観が見える、魅力的な表紙デザインであることが求められます。
カタログの種類、ターゲットに合わせ、成果に貢献する表紙デザインを考えていきましょう。
エムアイシーグループをどうぞよろしくお願いします♪
擬似エンボス印刷、ニス印刷、UV印刷や、PP加工などの特殊印刷、特殊加工、表紙加工が得意な印刷・広告会社です。広告、印刷、パンフレット・クリアファイル制作などのご相談はエムアイシーグループまでお気軽にご連絡ください♪
<ページ下部に問い合わせフォームがございます>
↓↓ こちらの記事もご覧ください ↓↓
●「擬似エンボス印刷とは!?」「擬似エンボス印刷のしくみと特徴!」
https://uv-print.micg.co.jp/entry-3.html
https://uv-print.micg.co.jp/entry-4.html
●【デザイナー向け】擬似エンボス印刷のデータの作り方が一発でわかる!動画付き制作データの作り方
https://uv-print.micg.co.jp/entry-11.html
●擬似エンボス商品ラインナップ!!(2022年8月)
https://uv-print.micg.co.jp/entry-138.html
●見た目で楽しめる、特殊印刷・加工で仕上げる個性的な印刷物
https://uv-print.micg.co.jp/entry-233.html
●会社案内のデザインのポイント!目的や役割、表紙デザインについて徹底解説
https://uv-print.micg.co.jp/entry-235.html
●UV印刷とは一体なんのこと?UV印刷で可能な手法やメリットデメリットを紹介
https://uv-print.micg.co.jp/entry-236.html