削りカスの出ないスクラッチカード(白スクラッチ)の仕組みを徹底解剖!
皆さんこんにちは!愛知県西尾市のエムアイシーグループ三浦です!
「削りカスの出ないスクラッチカード(白スクラッチ)」って皆様ご存じでしょうか?
えっ、普通は銀色の削りカスが出るよね?
なぜ削りカスが出ないの?
なぜ削るアイテムとして10円玉を指定するの?
なぜ最近増えてるの?
印刷が難しいって本当?
などなど
くじ、スクラッチ、スクラッチカード、削りカスの出ないスクラッチカードの印刷や仕組みに対する疑問を徹底的に調べてお答え致します!
目次
- スクラッチカードの種類
- なぜ削るアイテムとして10円玉を指定するの?削りカスが出ない仕組み
- なぜ最近増えてるの?削りカスが出ないスクラッチカードのメリットとは
- スクラッチカードは印刷が難しい?白紙に白色を刷る
スクラッチ・スクラッチカードの種類
スクラッチカードの種類
まずは、スクラッチカードの種類についてお伝えしたいと思います!
代表的なスクラッチカードは2種類!「銀スクラッチカード」と「白スクラッチカード」と呼ばれているものです!
ここでいうスクラッチカードとは、宝くじを筆頭に、大型ショッピングモールや、商店街のお店などで活用され、アタリが隠されていて自分で削って当たりかハズレかを確認するくじのことです。
●銀スクラッチカード・くじ
30代以上くらいの方はスクラッチカードといえばこのタイプをイメージされるのではないでしょうか?スクラッチカードの削る部分が銀色になっていて、コインや爪で削ると当たり・ハズレが出てくるタイプです。お菓子のおまけでついていたり、宝くじもこのタイプが多かったイメージがありますね。馴染み深い方と思われる方も多く、根強い人気があります。
【仕組み】
このタイプは、スクラッチしたい部分にニスを下地として塗り、その上に銀色のインキを厚くスクリーン印刷で印刷します。銀と紙の間に入れるこのニスのおかげで軽く擦るだけで簡単に銀が剥がれて、下の当たり・ハズレが出てきます!
●削りカスの出ないスクラッチカード(白スクラッチ)・くじ
最近良く見るようになったタイプです。新しい印刷技術で、削りカスが出ないスクラッチカードを「白スクラッチ」とか、そのまま「削りカスの出ないスクラッチ」と呼びます。削る部分は黄色などの薄い色で模様が描かれており、10円玉などで擦ると当たり・ハズレがグレーの文字で出てきます。売り場で削りカスの処理に困らないことから、飲食店さんやスーパーのレジなどでも対応がしやすく近年人気が出てきています。
【仕組み】
このタイプは、特殊な模様と、特殊な白インキを使うことで文字を隠し、10円玉などで擦ることで当たり・ハズレが出てきます!
白スクラッチのスクラッチカードを見てみるとほとんどのカードに「10円玉でかるく擦ってください」と書いてあります!何故10円玉なのでしょうか?何故軽くなのでしょうか?下記にてさらに詳しく解説致します!
なぜ削るアイテムとして10円玉を指定するの?削りカスが出ない仕組み
何故削るアイテムとして10円玉を指定するの?削りカスが出ない仕組み
実際に配られているスクラッチカードをよく見てみると「10円玉でかるく擦ってください」と書いてあります。
1円玉や100円玉ではダメなの?なんで?と筆者は思いましたのでインキ屋さんに問い合わせてみました。
すると「硬貨の材質が重要なんです」という回答がありました!
「硬貨の材質!?」
一体どういう事なのでしょうか。
早速1円~500円玉まで硬貨の材質を調べてみました!
ふむふむ、上記の表を見てみると、10円玉の材質だけ「銅が多い」ことがわかりました!
コレが10円玉を指定している大きな理由のようです。
「銅が重要!」ということを確かめるために、10円玉ではなく、「銅製」のピンを使って試してみました!!
銅製のピンでかる~く擦ってみると・・・!?
銅製のピンでもハッキリと文字が浮かび上がってきました!!
(※協力:高浜市のショッピングセンター「Tぽーと」様。ご協力ありがとうございました!TぽーとHPhttps://www.t-port.info/)
つまり・・・
白スクラッチの文字が表れる仕組みは、銀スクラッチのように「物理的に表面を削って下に書いてある文字を見えるようにする」のではなく、「銅に反応する特殊なインキと、銅が擦れることで文字が浮かびあがるようになっている」ということなのです!
なるほど、だから銅の配合率が高く最も身近な「10円玉」を指定して、「軽く」擦るように注意文が入っているんですね。
実際に白スクラッチを使っていただいたお店の方にもお話を聞いてみると、「強く擦り過ぎて当たり・ハズレの文字まで削れてわからなくなっちゃった」といったトラブルも昔はよくあったようです。
何故最近増えてるの?削りカスが出ないスクラッチカードのメリットとは
何故最近増えてるの?削りカスが出ないスクラッチカードのメリットとは
最近のスクラッチカードは銀スクラッチから、削りカスの出ない白スクラッチに変わりつつあります。銀・白それぞれに良いところがあるので各メリットをまとめてみました!
●銀スクラッチのメリット
・削る部分が明確でわかりやすい
・馴染み深くスクラッチカードだとすぐに伝わる
・10円玉がなくても爪などなんでも削ることが出来る
●削りカスの出ない白スクラッチのメリット
・削りカスが出ないからその処理に困らない
・削りカスが出ないからエコで衛生的
・銀スクラッチに比べて比較的安価に製造出来る
それぞれのメリットを見てみると、実際にスクラッチカードを扱う売り場やスタッフに優しい点や、安価だという点が白スクラッチが近年選ばれている理由なのかもしれませんね!
スクラッチカードは印刷が難しい?白紙に白色を刷る
スクラッチカードは印刷が難しい?白紙に白色を刷る!?
最後に、削りカスの出ないスクラッチカードの「印刷の難しさ」をお伝えしたいと思います!
上でサラッと書きましたが、白スクラッチはその名前の通り特殊な白色を印刷して作ります。白色を印刷・・・。よくよく考えてみると、印刷用紙も基本的に真っ白です。
つまり白スクラッチカードの印刷は「白い用紙に、白いインキを印刷している」という事になります!
そのため、そもそもインキが着いているのかどうか、印刷に適性な濃度で刷れているのかどうか、水汚れやインキ飛びなどの印刷トラブルが起こっていないかどうかの判断が非常に難しいのです!!
白スクラッチは印刷屋泣かせ、オペレーター泣かせだとよく言われます。
知識や、豊富な経験がないと上手く刷ることが出来ませんのでオリジナルデザインの白スクラッチを作る場合は印刷会社さんによーく相談してから進めていただくことをおススメ致します!
もし、お付き合いのある印刷屋さんが出来ないと言われた場合は、豊富な実績のあるエムアイシーグループへぜひご相談ください(^^♪デザインからご相談に乗らせていただきます!
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