【コラム】消費税の総額表示の義務化!2021年4月~
皆さんこんにちわ!エムアイシーグループの三浦です♪
今回は消費税の総額表示の義務化が2021年4月から始まるよ!というコラムです!
小売店の皆様、メニュー表や、POP、値札などの準備はお済みでしょうか!?
2021年4月1日より消費税の総額表示が義務化!?調べてみました。
最近、アパレルブランド「ユニクロ」、「GU」が全商品約9%値下げしたというニュースがありました!
これは約1か月後に迫った消費税の総額表示義務化を見据えた動きのようです。
【今まで「本体価格+消費税」としていた商品価格を「本体価格(消費税含む)」に変更したことで、消費税分を実質的に値下げしましたよ!】というファーストリテーリング(ユニクロ、GUの運営企業)が神対応をしたというニュースでした。
買い物金額の全体の中で約9%の値引きってめちゃくちゃ大きいと思いますので、ファーストリテーリングの素晴らしい神対応には頭が下がるばかりです。
しかし、そもそも「消費税の総額表示義務化」ってどうゆう事でしょうか!?
ちょっと調べてみました。
●「消費税における「総額表示方式」の概要とその特例」(財務省より)
総額表示義務については、2013年10月1日から2021年3月31日までの間、消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法(平成25年法律第41号)により、以下に記載されている内容にかかわらず、一定の場合には税込価格の表示を要しないこととする特例が設けられています。
つまり、財務省さんによると、【消費税の表示方法については、元々総額表示が基本ですけど、消費税を変えるタイミングで色々掲示物(価格表など)を一気に変えるの大変だから、色んな表示方法を特別に認めますよ!2021年3月31日までですけどね。】と、今までが特例であったという事ですね。
しかし、この特例措置がいよいよ、2021年3月31日で終わってしまうので、2021年4月1日からは消費税は総額表示で全て表示しなさい!となってきています。
対象となる表示媒体
様々な媒体で、表示方法を変えなければいけません。
例えば以下のようなものたちです。
● 値札、商品陳列棚、店内表示、商品カタログ等への価格表示
● 商品のパッケージなどへ印字、あるいは貼付した価格表示
● 新聞折込広告、ダイレクトメールなどにより配布するチラシ
● 新聞、雑誌、テレビ、インターネットホームページ、電子メール等の媒体を利用した広告
● メニュー、ポスター、看板など
小売り関係の企業様は勿論、私たち、広告・販促・印刷を扱う企業にとっても大変重大なニュースであることがわかります。値札から、チラシや、メニュー表など様々なものを準備しなおさなければなりません。
では、実際にどんな表示例がOKなのか、どんな表示例がNGになるのかを合わせて調べてみました。
消費税の総額表示の表示例(OK事例、NG事例)
特例措置期間中(2021年3月31日まで)は、様々な表示例がOKでした。
表示の事例を写真と合わせてみてみましょう。
●おにぎり(本体価格100円)とした場合の表示例
・特例措置期間中(2021年3月31日まで)
100円+税
100円(税別)
100円(本体価格)
特例措置期間中は、消費税がいくらであろうと、本体価格さえ表示してあればOKでした。勿論、本体価格+消費税を加えた110円(税込)と表示してもOKだったわけですが、チラシや、カタログ、WEBページなどでは少しでも安く見せたいというのがお店側の気持ちという事もあり、実際に税込の価格で表示する企業様は少なかったように思います。しかし、消費税8~10%がレジに持ち込んだ際に足されるので、レジの段階で「あれ?思ったよりしちゃったな」と思う消費者の方々もいたのではないでしょうか。加えて、税別表示でも税込表示でもどちらでも良かったという事で、企業によって対応がわかれてしまい、会社をまたいで価格比較がしにくいという声もありました。
・今後(2021年4月1日から)
100円(税込み110円)
110円(税抜き100円)
110円
今後は、必ず本体価格+消費税で、税込で総額がいくらになるのかを表示しなければなりません。本体価格が100円であれば、「110円」という税込価格が必ずどこかに入っていていなければいけません。消費税を含む総額を、お客さんに分かりやすく表示しなければいけない義務をお店側は負うということです!
しかも、今は「消費税の軽減税率制度」によって、飲食料品や新聞など8%に据え置かれているものもありますので8%のものと10%のものを両方を扱う小売店ではまた混乱がうまれてしまうかもしれませんね。
消費者に優しい一方で、お店側には値札の貼り換え含めて中々大変な対応を求められるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
・特例措置が終わり2021年4月1から消費税は総額表示が義務化されます
・値札、商品陳列棚、店内表示、商品カタログ等様々な媒体で表示を変える必要があります
・本体価格+税の「総額」を必ず入れなければいけません
・消費者にわかりやすく総額を伝えなければいけません
●おすすめの表示方法は「110円(税込)」
個人的なおすすめの表示方法についてです。
少しでも安く見せたいというお店側の気持ちはわかりますが、税込価格のみを表示する方法が一番おすすめです。
理由は以下の通り
・消費者にとってのわかりやすさ
・表示するスペースが少なくてスッキリ済む
・店舗で働く従業員さんにわかりやすいと優しい
今までの特例措置の間では、「価格比較しにくい」「思ったよりも高かった」など不満が消費者にはありました。そこを改善したいということも国の想いとしてあるように思います。
ということで私、個人としては「110円(税込)」という表示方法をおすすめさせていただきます。
また、様々なQ&Aが更新されたりしていますので、以下財務省のHPも合わせてご参照くださいませ。
●財務省「消費税における「総額表示方式」の概要とその特例」
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/sougakuhyoji_gaiyou.htm
最後に宣伝です!!
エムアイシーグループでは、値札、荷札、POP、カタログ、チラシ、メニュー表、ポスター、看板、WEB制作など様々な印刷物・販促物を請負っております。上記の相談にものっておりますのでお気軽にお問合せください♪
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