「擬似エンボス印刷」のメリット~他の加工に比べて編~
前回は擬似エンボス印刷のメリットの普通のカラー印刷にくらべてを説明をさせていただきました。
今回は、「他の加工に比べてのメリット」です
冊子の表紙を飾るための加工は擬似エンボス印刷の他にも様々あります。代表的なものでいくと
冊子の表紙に施される様々な加工
- PP加工
- 特色印刷
- 箔押し加工
- エンボス加工
- シルク印刷の厚盛り
- ホロフィルム加工
- 用紙を変更する
これらの様々な加工に比べての擬似エンボス印刷の主なメリットは以下のことなどが考えられます。
他の加工(表紙加工、表面加工)に比べてのメリット
- コスパが良い
- 比較的短納期で出来る
コスパが良い、比較的短納期で出来る
従業員が数百名といった大きい印刷会社であれば別かもしれませんが、多くの印刷会社は上記のような加工機は社内設備としては持っていません。
依頼があれば、付き合いのある協力会社に頼んで加工をしてもらうという流れです。
そうすると、納品までの工数としては「印刷」「表面加工」「折り・製本」「納品」と4工程必要です。半製品の移動も考えると、もっと工数がかかると考えて良いと思います。
しかし、擬似エンボス印刷は、その名の通り、印刷時に一度に加工まで施してしまいます。
言い換えれば白い紙を印刷機にセットして、印刷機を出てくる時には表面加工が施されている状態になっているという事です。
つまり、納品までの工数が「印刷(=加工)」「折り・製本」「納品」と3工程で済んでしまいます。
まとめ
おわかりいただけましたでしょうか?
ものすごく単純な理由ですが、工数が少なく済む分、当然「短納期」で納めることも可能ですし、「製品移動費」もかかりませんので、コストも安く済むという事にもつながってくるのです!