商品券・クーポン券の偽造防止対策を解説します
こんにちは!
愛知県西尾市エムアイシーグループ サポートチームの山口です^^
以前、「【普及率21%→45%】マイナンバーカード普及促進のキャンペーン方法を解説!」というブログでマイナンバーカード普及のための取組の1つとして地域商品券の活用をご紹介させていただきましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
今回は自治体が発行する地域商品券やお店のクーポンなどの印刷・加工で活躍する偽造防止対策についてご紹介します。
目次
・偽造防止とは
・偽造防止対策の種類
・コピーガード印刷
・蛍光・金・銀・パール印刷
・白印刷
・ニス・擬似エンボス印刷
・透かし印刷
・マイクロ文字印刷
・ホログラム・箔押し加工
・特殊紙
・ナンバリング・バーコード印刷
偽造防止とは
パソコンやスキャナー、プリンター機能の成長に伴い、商品券やクーポン、チケットは昔よりも簡単に偽造されてしまうリスクが年々高まっています。
商品券やクーポン、チケットの信頼性を保つためにも、作成する場合は簡単に偽造されないように、特殊な用紙を使用したり、簡単にコピーして再現ができないように特殊なインキや加工を施したりといった偽造防止が必要です。その偽造防止対策の種類について、下記でそれぞれ紹介します。
偽造防止対策の種類
コピーガード印刷
原本をコピーすると「コピー」「複写」などの文字が浮かび上がる印刷をコピーガードと言います。コピーされているものはひと目でコピーだと分かるので、非常に使いやすい偽造防止の印刷手法です。
コピーするとロゴや社名が浮かび上がるオリジナルデザインでの印刷も出来ますし、費用を押さえたい場合は既成デザインのコピーガード用紙を使用して印刷する方法もあります。
蛍光・金・銀・パール印刷
蛍光インキや金・銀インキ、パールインキは通常のカラーコピー機での再現が難しく、偽造防止印刷の手段の1つとして使用されています。蛍光灯の光でも十分な視認性があり、偽造品の判断が付きやすいのも魅力の1つです。金色・銀色・パールの印刷は高級感が出ますし、蛍光色の発色はデザインの幅を広げるので、デザインにもこだわりたい場合におススメの手法です。
白印刷
削りかすの出ないスクラッチカードでも使用される白インキを使用して印刷する手法も偽造防止印刷の1つです。肉眼では判別しづらく、もちろんコピー機では再現できません。商品券利用時に白インキ部分を10円玉や銅コインで擦ることで、使用済み商品券として処理できるというメリットもあります。
ブラックライトにかざすと文字が浮かび上がるので、コンサート会場の入場チケットなどにも使われる偽造防止手法です。
白印刷については「削りカスの出ないスクラッチカード(白スクラッチ)の仕組みを徹底解剖!」で仕組みを詳しく紹介しています。
ニス・擬似エンボス印刷
商品券やクーポンの背景にニスを使った透明な印刷で絵柄を施すことも、コピー機では表現できない偽造防止手法の1つです。光の当たり具合によってニスで印刷された部分がツヤっと光るので、視覚的にも偽造品の判断が付きやすくオススメの印刷手法です。
2種類のニスを使った擬似エンボス印刷であれば、ニスの細かい凹凸(エンボス)が生まれるため、視覚だけでなく触覚的にも偽造品の判断が出来ます。
擬似エンボス印刷について詳しくは「「擬似エンボス印刷」とは?」「「擬似エンボス印刷」のしくみと特徴」をご覧ください。
透かし印刷
偽造防止の印刷手法として代表的なものの1つが透かし印刷です。日本ではお札に透かし印刷が使われているため、知らない人はいない偽造防止印刷手法ですね。ご存知の通り、コピー機では表現できません。
透かし印刷は樹脂インキを用紙に浸透させる印刷で、光にかざすと文字や柄が透けて見えるようになります。インキを浸透させるという特性上、薄い紙で作成される商品券やクーポン券に適した偽造防止手法です。
マイクロ文字印刷
マイクロ文字印刷は、非常に小さな文字や図形を印刷する偽造防止印刷手法です。肉眼では読むことが難しいほどの微細な文字を印刷します。マイクロ文字は通常1pt(約0.3mm)以下とされており、高精細な印刷が必要なため、コピー機では文字が潰れて再現ができません。視力が良ければ肉眼でも偽造品の判断が付きますし、ルーペなどを用意しておけば簡単に判別ができるため、導入しやすい偽造防止手法です。
実は紙幣にもマイクロ文字で「NIPPONGINKO」と印刷されています。
ホログラム・箔押し加工
ホログラム箔押し加工は、キラキラと反射する光が角度を変える度に色を変えるため、コピー機では再現が非常に難しい偽造防止加工の代表です。偽造防止として有名で、非常に分かりやすため多くの商品券に採用されています。一般的には1本ラインとして短辺に平行に入れられることが多いです。
印刷後の加工工程が必要になるため、作成日数がこれまでに紹介してきた偽造防止印刷手法よりも必要になってくるのにも注意が必要です。
特殊紙
一般には入手困難な特殊な紙を使用することも偽造防止対策の1つです。ただ、ネット通販で多様な商品を気軽に入手できるようになった現代では、なかなか入手困難な特殊紙を見つけるのも簡単ではありません。
コピー機では綺麗に印刷ができないような凹凸のあるエンボス紙などの加工紙を選択すると良いかもしれません。
ナンバリング・バーコード印刷
印刷物に連番の数字を印刷するナンバリング印刷も偽造防止手法の1つです。1つ1つ違う番号を印字することで、同時に複数枚の偽造品を使用できなくする抑止力も生まれます。番号だけでなく、バーコードを可変で印字することも出来ます。
配布する際にナンバリング番号を管理しておくことで、万が一の場合の不正利用流出元を特定することも出来ます。ナンバリング・バーコード印刷は防止だけでなく、偽造品が発生した際のリスク管理としても導入をおススメしたい対策です。
まとめ
偽造防止対策は、対策の種類(用紙・印刷加工方法)・サイズ・部数によって費用が大きく変わります。まずはお気軽にエムアイシーグループまで、使用用途や配布規模、予算感をご相談ください。最適な仕様と共にお見積りをご回答させていただきます。
エムアイシーグループは、商品券・クーポンのデザインから、印刷、加工、発送の手配、集計作業などの事務局業務までトータルで対応致します。偽造防止が必要な商品券・クーポンはエムアイシーグループへご相談ください!
エムアイシーグループをどうぞよろしくお願いします♪
擬似エンボス・ニス・UV印刷やPP加工などの特殊印刷が得意な印刷・広告会社です。
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