【オンデマンド考察】オンデマンド印刷のデメリットって何だろう?
お久しぶりです。エムアイシーグループの叶です。
本ブログにて僕がオンデマンド印刷に対して想うことをつらつら綴っていきます。
今回はその第2弾です。

オンデマンド印刷の仕組み【引用:タペストリーキング様】
https://www.i-tapestry.com/column/ondemand_print
オンデマンド印刷のデメリットって何だろう?
前回、オンデマンド印刷のメリットを挙げさせてもらいました。
ただしオンデマンド機は、メリットばかりのドラ○もんのような夢の機械ではなく、当然デメリットも存在します。
ではまたまた質問です。みなさんが考えるオンデマンド印刷のデメリットってなんでしょう?
チッチッチッチッ……………………………………………(シンキングタイム)
はい、これまた全て正解です。
大量印刷には向かない、オフセットと比べると質が落ちる、広面積なベタ・アミカケ・グラデーションはムラが出やすい。などがあります。ただ、こちらも仕事をしていて僕なりに思う一番のデメリットは
凹凸のある紙に印刷することが難しい。
ということです。
オンデマンド印刷の仕組みと、それにより起こるデメリットとは
まずオンデマンド印刷の仕組みを、ものすごくざっくり説明すると
トナーを紙に転写し定着ユニットを通過する際に熱と圧力を加え、トナーが溶けて紙に密着し、印刷をする。
というものです。ポイントは
トナーは細かい粒子である
ということです。そのため、凹凸のある紙に定着させても染み込むことがありません。それゆえに、凹凸のある紙に印刷してもうまく定着せず、掠れたりしてしまいます。仕事をしていてもこの程度の凹凸でうまく定着しないんだという場面がよくあります。せっかく営業さんが「この用紙に印刷できますか?」と持ってきてもらっても泣く泣く断ることもあり、そこが改善されればより多くの仕事をオンデマンド印刷で行えるのになと残念に思うことがよくあるのです。
ある日のひとコマ 〜メーカーとの商談にて〜
------------------------とある日。奥の商談室にて------------------------
メーカー「叶さん。実はコレなんですが。。。」チラッ。(レザック:凹凸のある用紙 に印刷したものを見せられる)
叶「ほぅ。これは、なかなかですな」
【内心】何これ。スゴ。こんな凹凸でもキレイに印刷できるんだ。欲しい。
というようにメーカーさんから見せていただくものの中に必ずレザック系の用紙(凹凸のある用紙)に印刷したサンプルがあります。必ず見せられるということはそれだけたくさんのお客さんが気になっているということであり、メーカー側からしても自社の機械ならこんなに難しい用紙も刷れますよというアピールになっていると思います。つまり凹凸のある用紙にどれだけキレイに印刷できるかというのもオンデマンド印刷機の1つのアピールポイントとなっているのです。
本ブログが何かのヒントになれば幸いです。
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