表紙加工の比較③~擬似エンボス VS 箔押し加工編~
擬似エンボス印刷 VS PP加工編、擬似エンボス印刷 VS 型抜き加工編に続いて、今回は「箔押し加工」を比較しながら紹介していきたいと思います。
箔押し加工とは?
PP加工、型抜き加工にひけをとらぬメジャーな印刷加工で、その名の通り、金色や銀色の「箔」を対象物(用紙など)に貼り付ける加工のことです。箔の輝きは印刷とは明確に異なり、光沢感や、高級感を演出しやすく、社名やロゴなどを輝かせ、強いプレミアム感を持たせてくれます。会社案内や、名刺は勿論、パッケージや、クリアファイル、年賀状、記念誌、カレンダーなど様々な印刷物に使われる人気な加工です。金属の型を使って箔を押していくため、微細な表現は若干苦手のようです。
箔の色
箔といえば「金」や「銀」の色をしたものを皆さん想像するのではないでしょうか?意外と知られていませんが、箔の色には様々種類があります。「黒色」をした箔や、「白」「赤」「青」「緑」「黄」「紫」などは勿論、「レインボー」や「ホログラム」といった種類の箔まであるんです。箔の種類や、箔を貼る対象、貼る範囲によって金額が変わってきます。
「擬似エンボス」との比較(箔押し加工)
ではでは今回も「擬似エンボス」と比較をしながらその性能をみてみましょう。
擬似エンボス | 箔押し加工 | |
高級感 | 〇 | ◎ |
デザイン性 | ◎ | 〇 |
得意な部数 | 千~十万部程度 | 1部~数千部程度 |
知名度 | △ | 〇 |
価格 | ◎ | △ |
納期 | ◎ | △ |
擬似エンボス印刷の強みであった「高級感」ですが、さすがの箔押しの高級感には中々敵いません。高級感の演出にはもってこいの加工といって良いと思います。
しかし、細かい造形も出来るという点では擬似エンボスに分があるようにおもいます。納期面、価格面ではやはり印刷で加工まで出来る擬似エンボスが強いでしょう。
さらに「擬似エンボス」と「箔押し」両方を組み合わせることで両方のメリットを最大限に発揮出来るデザインになるかもしれません!!
箔押し業界は、用途、対象、数量によって会社がかなり住み分けされているようです。1部など少部数が得意だったり、紙ではなくフィルム系素材が得意だったり、特定の色が得意だったりと様々あるようですので、印刷屋さんに相談をする時には、「何を対象に」「どれくらいの量」「どんな色(イメ―ジ)」で使いたいのかを合わせてご相談ください。
勿論、当社でもご相談受け付けております♪