カタログ、冊子表紙の表面加工の比較、一覧
擬似エンボスのしくみや、メリットに関して今までお伝えしてきました。
冊子、カタログ、会社案内などの表紙を豪華に彩る手法は擬似エンボスの他にも様々あります。様々な表紙加工の紹介をしながら、それぞれの違いや、メリット・デメリットを一つずつ掘り下げていこうと思います。
表紙を豪華に彩る手法一覧
他社と差別化させて、より目立つようにするために表面加工に頭を悩ますデザイナーさんは多いように思います。デザインそのもので差をつけることも勿論大切なことではありますが、印刷手法などで出来るのであればそれにこしたことはありません。
ザっと今思いつく、印刷関係の手法をあげてみます。
- 擬似エンボス印刷
- PP加工
- 型抜き加工
- 箔押し加工
- 特色印刷
- シルク印刷(厚盛り)
- 合紙(ごうし)
- 表紙だけ用紙を変更する
- 製本方法を変える
- 有名デザイナーにイラスト、デザインを描いてもらう
こんなところでしょうか。
勿論他にも毛が印刷される起毛印刷、蓄光インキを使った光る印刷、香料のインキを使った香る印刷などがありますし、まだまだ私の知らない特殊印刷分野は本当に幅広く存在しています。ただ特殊なもの・あまり見ないものほど、実際にやれる印刷屋さんは数が少なく探すのに苦労したりします。
JAGAT(日本印刷技術協会)のHPにも一部紹介されていますのでこちらもご覧ください
https://www.jagat.or.jp/archives/37435
次回から、擬似エンボス印刷と、それぞれの加工・手法を比較しながら掘り下げていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。