印刷デザインプラス通信

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「擬似エンボス印刷」のデータの作り方や注意点 その2

擬似エンボス印刷のデータの作り方についてを前回ご紹介いたしました。もう少し制作データを作る時、入稿時の注意点を掘り下げていきます



網点(グラデーション)は表現できない


擬似エンボスは2種類のニスで「ツルツル」か「ザラザラ」を表現します。
(前回の記事データ作り方や注意点1を参照)
白(0%)の部分は「ツルツル」に、ベタ(100%)の部分は「ザラザラ」になります。

アミ点で50%くらいのデータや、グラデーションをかけたりして
「ちょっとザラザラ」とか「グラデーションで徐々にザラザラ、ツルツルに」とかいう表現は出来ません。

一度実験をした事がありますが、30~70%くらいのどこかでツルツルとザラザラの境い目が出来てしまいます。
(しかも印刷機の調子により境目が出来る%も毎回変わる!!!)

ニス版を作る時には「ベタ」か「白」でデータを作っていただくようお願い致します。


「製品(商品)部分だけをツヤにしたい!」はお金がかかる!?


ロゴと右下の商品部分が光っていて、他は普通の印刷がしてある状態

たまに「製品」(商品)の部分だけをツヤで光らせて、ザラザラした部分はいらない(無くしたい)。という要望が出てくることがあります。

可能か不可能かでいえば、可能です。


ただし、擬似エンボス印刷の費用よりも高くなってしまいがちです。
何故か?
通常全面に塗っている「光沢ニス」の方を部分的に塗る必要が出てくるのですが、こちらを部分的に塗るためには、オフセットカラー印刷のアルミ版とは違う、「専用の樹脂版」を作らないといけません。
しかもそう簡単にこの樹脂版は作れないので、専門業者に依頼するコトになります。とても高価なのです
シルク印刷など、他にも方法は無くは無いのですが、オフセット印刷で完結出来る「擬似エンボス印刷」に比べると、総額でどうしても高くなってしまいがちですね。

まとめ

・ニス版の制作データは「ベタ」か「白」で作る
・ザラザラを無くして、商品部分だけを光らせるのは意外と高い!

「んー、やっぱりよくわからないし、面倒だから全部やってよ!」というご相談にも乗りますのでお気軽にご相談ください♪
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