最近見かけた擬似エンボス印刷④~スターバックスの箱~
前回「擬似エンボスVS箔押し加工編」にて、「擬似エンボス」と「箔押し」両方を組み合わせることで両方のメリットを最大限に発揮出来る~なんて言っていましたが、ちょうど!まさに両方を組み合わせた印刷物を見つけたのでご紹介です。
それは「スターバックスさんのパイクプレイスローストという商品の箱」でした!
スターバックスのパッケージ(箱)
たまたま会社の女子たちが飲んでいたドリップコーヒーの箱が給湯室に置いてあり、なんか神々しい箱だなと思ってたまたま良く見てみると、まさに!前回ご紹介した「箔押し」と「擬似エンボス」の両方を組み合わせた印刷物になっているではありませんか!?
さすが天下のスタバさん。しゃれてますね。ヨーロッパ進出の成功を祈っております。
さて、箱をもうちょっと細かく見てみましょう。
下の方の「ミディアムロースト」という文字は銅色の箔ですね。
「ORIGAMI」という文字や、「ドリップの絵」、「ロゴの女神のイラスト」これらは銀の箔で表現されています。
ドリップの絵なんて結構線が細かいけど綺麗に箔押し出来てますね・・・!
「パイクプレイスロースト」という商品名も銀の箔押しです。
全体に斜めにはいっている模様がニスを使った擬似エンボスで表現されています。
裏面を見ると、商品名と、下部のドリップの絵などは「浮き出し加工」もされていてより目立つようにデザインされていますね。
全体の幾何学的模様は擬似エンボス印刷で表現して、商品名は銀の箔押しで目立たせて、焙煎方法の「ミディアムロースト」の部分に違う色の帯を箔で入れて全体のデザインを引き締めているようです。
「高級感」と「特別感」が出ていますね。
さすがに色々手間がかかってそうなデザインでした。
おそらく何回か試作(印刷と加工の本機校正)をしないとここまではたどり着けないのではないでしょうか!?
人は見た目が9割。商品はパッケージが9割。
と言われていて(本当か?)、パッケージのデザインが商品の高級感を左右することも多いです。パッケージ作成の際は費用を惜しまず手を出していった方がよいのかもしれませんね?!
高級感のあるパッケージのご相談はエムアイシーグループまで♪