最近見かけた擬似エンボス印刷
最近見かけた擬似エンボス印刷物の紹介です!
当社に届いたCTC(コミュファ光)の「封筒」!
CTC(コミュファ光)の「封筒」!
煌びやかに輝いております。黒色ベースのデザインに、光のイメージが入っていて、擬似エンボスが映えるデザインですね。
先日ご紹介した弱点である「背割れ」を防ぐために、折る部分がザラザラではなく、あえてツヤツヤにしている!!
確かに封筒の場合は、背割れを軽減するためにこのように設計します。
↓考えて設計されていますね↓(写真参照)
それにしても輝きすぎだなぁと思ってよく見ていたら・・・
こ、これは「アルミ蒸着紙」を使っている!?
この封筒はただの擬似エンボス印刷というだけではなく、「擬似エンボス印刷+アルミ蒸着紙」の合わせ技だったんですね!
「アルミ蒸着紙」とは?
アルミ蒸着紙とは、簡単に言うと「銀紙」です。日本印刷技術協会によると「紙をベースに金属の蒸着膜を堆積させたものをいい、金属箔と同等の外観を有しながら紙の特性をもつことが特徴です。」だそうです。白い紙に、金属膜を貼ったものなんですね。
非常に強い光沢を放つため、擬似エンボス印刷だけよりもさらに高級感が演出されます。
その分、用紙価格がかなり高価で比例して印刷物の値段も跳ね上がります。
当社でも数回実績もありますし、サンプルも用意していますが、だいたい見積もりを提出するだけで終わってしまうことが多いですね・・・。
従来の油性の印刷機ではまずインキが定着しないため、当社でも採用しているUV印刷機が必要になります。アルミ感を強く出す部分はニスだけの印刷にしたりして用紙素材がそのまま活きるデザインにします。
しっかりと色を出したい部分には「白」をひいてから色をのせていきます。
まとめ
今回は思いがけず擬似エンボスの応用編で紹介しようと思っていた「擬似エンボス+アルミ蒸着紙」を説明することになりましたね。
また、擬似エンボス印刷を施した印刷物をみかけたら紹介したいと思います。