「擬似エンボス印刷」の弱点 その①「すべる」
今まで「高級感が出る」「コスパが高い」「差別化が出来る」「偽造防止に繋がる」「短納期」などなどと、擬似エンボスのメリットについてはお伝えしてきましたが、今回はあえて!擬似エンボスのデメリット=「弱点」をお伝えしておこうと思います。
弱点その1「すべる」
弱点は二つあると思っています。そのうちの一つが「すべる」(滑る)です。擬似エンボス印刷を施したカタログ・冊子を何冊も重ねて積んだ時に、普通のカラー印刷の冊子に比べて滑りやすく、崩れてしまいやすいのです。
それはやはり擬似エンボス印刷という表面加工を施している分、表面がツルツルザラザラと凹凸が出来て、摩擦が少なくなるからだと思われます
その質感が売りポイントでもあるのですが、弱点としても機能してしまうのです・・・
実際に筆者が展示会に出展してサンプルを山のように積んでいたものが崩れて、残念なことになってしまったことがあります・・・。
ただ、お客様からは「そんなに積んで使うことは無い」と言っていただくことが多いです。ありがとうございます・・・。
弱点「すべる」の対策
この弱点に対する対策、回避方法は単純です。それは「高く積まないこと」。実際にお客様はカタログを何冊も積んで使わない場合が多いようですが、もし何冊も積んで並べる場合は、あまり高く積まずにご利用ください。
何故弱点をさらすのか?
何故、わざわざそんな弱点を晒すのか?笑
と言われてしまいそうですが、これは今のうちの会社の方針といってもいいかもしれません。元々はこの擬似エンボス印刷を一番売ってきている先輩営業マンの受け売りであります(汗)
ようは、ちゃんと納得した上でお客様に発注をしていただきたいという想いです。後から「思ってたのと違う!」「こんなの聞いてなかった」と言われても、お客様も当社も誰も得をしません。ちゃんとデメリットも知っていていただいて、納得の上で発注いただきたいのです。
次回は弱点その2「背割れ」です。擬似エンボスだけの弱点というわけではないのですが、こちらもお伝えしていきます!